天上天下の評価

『天上天下』は、1998年からウルトラジャンプで10年以上にわたって連載されているバトル漫画である。本作の作者、大暮維人にとっては初めての本格的に連載された作品であり一番有名な作品にもなっている。
ジャンルはバトルものに入る本作だが、その画力は連載が始まったころから高く評価されていた。連載が進むにつれてその絵の美しさに磨きがかかり、画集が発売されるほど人気が高まっている。その一方で、ストーリー構成は独特のセンスを発揮し、熱心なファンでも理解しづらいようだ。

本作品の主人公は、統道学園の1年生で「龍拳」を持つ凪一族の長男である凪宗一郎。ところがこの主人公、出番が少なく影も薄いことから殆ど主人公として見られていないようだ。その代役が影の主人公、実質的な主人公といわれている高柳雅孝。心意六合拳と中国拳法を組み合わせた戦闘スタイルが好評である。
迫力あるバトルシーンのほかに本作品の見所といえるのが、魅力溢れる女性キャラが数多く登場することとお色気シーンに定評がありそれがこの作品の売りになっている。またキャラクターの扱いの差が激しく、その結果冒頭で述べたような主役交代に至っている。
本作は2004年にアニメ化、2005年にはOVAにもなっており、これまでに例のない連載から6年経過したあとのアニメ化であると同時に、連載が始まってだいぶ経ってから人気が出てきた珍しい作品ともいえる。

タグ

2012年2月14日 | コメント/トラックバック(0)|

カテゴリー:漫画

戦場のヴァルキュリアの評価


『戦場のヴァルキュリア』は、プレイステーション3用に開発し販売された家庭用ゲームソフトである。このソフトは2008年に売り出されたRPGであり、プレイステーション3の特徴の一つであるブルーレイディスクが再生できることを生かした仕様になっている。
この作品の大きな特徴として挙げられるのは、ゲームの内容がブルーレイディスクに収められていることだろう。これが話題になり、多くのファンからの注目を集めた。
「サクラ大戦」シリーズを生み出したスタッフによって手がけられた本作品。そのシリーズにはなかったが、今作にはCANBUSという特殊なグラフィックエンジンが用いられている。これを使うと水彩画のような淡く繊細な色も出すことが出来る。CAMBUSを使用したことによって、色がはみだしていたり、色彩の微妙な歪みなどが発生し作品により独特な効果を与えている。

この作品のスタッフはグラフィックの宣伝や広告に力を入れており、ゲームの開発途中に強力なグラフィック機能を誇るプレイステーション3が発売されたことで、急いでプレイステーション3用に作り直されたほどである。こうしたスタッフの努力の結果、本作は同機の性能を最大限に生かした素晴らしい作品に仕上がっている。
本作のテーマは人の絆。分かりやすくいうと、現代では失われつつある人間同士のつながりだ。作品の内容自体もこのテーマを深く意識したストーリー展開になっており、本作品に対するスタッフの熱い想いが伝わってくる。さらにこの作品『戦場のヴァルキュリア』はゲームの他にも漫画やアニメなど多くの分野に登場している。

タグ

2012年2月14日 | コメント/トラックバック(0)|

カテゴリー:ゲーム

ジョジョの奇妙な冒険の評価


【ジョジョの奇妙な冒険】は、1987年~2004年に「週刊少年ジャンプ」誌に掲載されたマンガである。
2005年には掲載誌をウルトラジャンプに移し、【スティール・ボール・ラン】のタイトルで連載を続けており、両作品の単行本の巻数は合わせて100巻を達成している。
この事実は長いマンガ史上でも他に類を見ない功績である。
本作品は『ジョジョ』の血を継ぐ者たちが吸血鬼のデュオと、世代と時代を超えて数百年におよぶ戦いを繰り広げる大河バトルロマンである。
第一部(ジョナサン・ジョースター)、第二部(ジョセフ・ジョースター)の時代では、『波紋』と呼ばれる特殊能力による戦い、第三部(空条承太郎)の時代からは『スタンド』と呼ばれる能力を使いこなした戦いが始まり、おのおのに違った能力がテーマとなっている。
このマンガ【ジョジョの奇妙な冒険】は、原作者の荒木飛呂彦の名を世にとどろかせた作品でありながら、代名詞でもある。
絵柄、デザインセンス、キャラの決めポーズ、擬音、セリフ、どれをとっても非常にユニークで、荒木以外には出せない感受性で描かれた作品であるため、オリジナリティという観点から見ると、過去に描かれたどのマンガ作品もかなわない。
そのせいかギャグマンガではないのだけれど、作中に出てくるセリフや決めポーズはあらゆるギャグマンガ家がパロディにしている。
非常にオリジナリティ溢れる作品なので、普通のマンガ読者に読まれることよりも、熱烈な読者に広く読まれていたのであるが、第三部が始まってからは、王道少年マンガチックな変貌を遂げバトル中心のストーリーになったため一般的読者も獲得し、一気にメジャーな作品となった。
多くのメディアミックス展開が見られるが、地上波テレビのアニメ作品はまだ制作されていない。

タグ

2012年2月14日 | コメント/トラックバック(0)|

カテゴリー:漫画

しゅごキャラ!の評価

【しゅごキャラ!】は、2006年~2010年に少女向け雑誌『なかよし』連載のマンガ作品。
原作は、【ZOMBIE-LOAN】、【ローゼンメイデン】で知られる漫画家集団PEACH-PITである。
アニメ作品の方を思い浮かべる人が多いだろうが、2007年にアニメになってから、2010年に原作のマンガが終わるまで、3期にかけての放送となった。
女子小学生を筆頭にあらゆる視聴者から好評を博し、2000年代終盤の少女向けアニメの中では1、2を争う大人気作品となった。
【しゅごキャラ!】にはローファンタジーのテイストがあり、そのことを象徴しているのが表題の『しゅごキャラ』である。
『しゅごキャラ』とは、本人が『なりたい』と願うものが形となって現れたものである。
大きさは手のひらに乗るサイズでフィギュアっぽいキャラである。
まるでマスコットキャラクターのような可愛さが、この作品が多くの人に受け入れられている理由の一つであろう。
主人公で小学生の日奈森あむは、少女でありながらクールであり、肝っ玉が据わっているため、通っている聖夜学園ばかりか、他校の小学生にもリスペクトと恐怖感を与えているのであるが、現実はしゃべるのが得意じゃなくてシャイな今時の女の子である。
その彼女が自分がなりたいと思う存在になって第二の人生を歩みたいと願うと『しゅごキャラ』が出現する。
そして『しゅごキャラ』を所有する者たちで組まれた組織である『ガーディアン』に接触を図ることでストーリーが展開していく。
「変身もの」のテイストや「女版ハーレム」と形容したくなるようなテイストも本作がなぜ人気があるのかを知る上で重要なものであろう。

タグ

2012年2月14日 | コメント/トラックバック(0)|

カテゴリー:漫画

ジャングルはいつもハレのちグゥの評価


【ジャングルはいつもハレのちグゥ】は、1996年~2003年に月刊ガンガン誌上で連載されていた作品である。
作者は金田一蓮十郎で、連載初期の年齢は驚くことに16歳だった。
なお、2003年には表題を【ハレグゥ】に変更し、2009年まで連載が続いている。
表題の他に変更は無く、ほとんど同じ作品と言ってもいいので、
事実上13年におよぶ長期連載作品となった。
ジャンルは不条理コメディである。

主な舞台はジャングルで、前期の【ジャングルはいつもハレのちグゥ】では、
ストーリーの大半を主人公ハレとグゥが織りなすジャングルでの暮らしの描写に重きを置いているが、
後期の【ハレグゥ】は、都会が舞台になることもよくあった。
登場キャラのグゥは不条理の化身と言える。

人間の姿をしているものの、肉体の中に人々を居住させたり、
肉体を思い通りに変形させたり、過去や現在を行き来できたりするなど、
人間の能力を超えたあらゆる行動によって、ハレは多くの困難に見舞われ、
ついにグゥの正体がわかるような描写は見られなかった。

この物語は、そんな彼女に翻弄される気の毒な少年を描いた作品である。
まるでいけにえのようなハレ少年は、グゥを筆頭とする人たちとの関係にもみくちゃにされ、
本作の中でたった一人だけツッコミ担当となり四苦八苦したところ、
成長を通り越して老いに似た変化をし、子供とは思えない考えや振舞いが目につくようになった。
2001年にはアニメ化された。
その他にもOVAが制作される等々、大好評であった。
ちなみに、本作の第一期OVAのエンディングは【涼宮ハルヒの憂鬱】のハルヒダンスに影響を与えている。

タグ

2012年2月14日 | コメント/トラックバック(0)|

カテゴリー:漫画

シャーマンキングの評価

【シャーマンキング】は1998年~2004年に「週刊少年ジャンプ」に掲載されたマンガ。
原作は武井宏之。
シャーマン、あるいはマンキンと略されることがあるが、この略称を見ることはほとんどない。
本作は武井自身にとって、初のヒット作となった。
霊能力を操る『シャーマン』の少年、麻倉葉が本作の主人公である。

シャーマンであるがために『鬼の子』と呼ばれ、周りの人たちに避けられていた葉と、どこにでもいる平凡な少年、小山田まん太との出会いから【シャーマンキング】の物語は幕を開ける。
タイトルの『シャーマンキング』には「地球の王」という意味があり、作品世界の中では全人類の3分の1を殺した人物や、キリスト、釈迦もシャーマンキングであったという設定がなされている。

そのシャーマンキングを主人公の葉が志すというのが本作の中心的な物語である。
好評だったため、2001年にはアニメ化もされている。
ただし全64話という、やや尻切れトンボな話数であった。
単行本全32巻、アニメにもなった人気マンガであるにもかかわらず、物語のラスト近くではアンケートの順位が低かったため、掲載順位が後方で落ち着いてしまい、結果連載打ち切りとなってしまう。
なぜ打ち切りだとわかるのかというと、雑誌に掲載された最終話に『みかん(未完)』の絵が描き込まれており、単行本に【シャーマンキング】がまだ終わっていないことを暗示する描き下ろしを収録しているからである。
そのことを受けて、連載が終わって4年の月日が経った2008年に発売された完全版に、なんと380ページにおよぶ描き下ろしが描かれ、めでたく完結に至った。

タグ

2012年2月14日 | コメント/トラックバック(0)|

カテゴリー:漫画

さよなら絶望先生の評価

【さよなら絶望先生】は、2005年に連載が始まった、久米田康治原作のギャグマンガである。
一話完結の体裁をした物語が大半を占めるだけでなく、久米田がかつて少年サンデーに執筆していた【かってに改蔵】と同じく、毎回時事ネタ、あるいは、あるあるネタを素材として扱っているところが特徴となっており、その上に様々な作品のパロディを詰め込んでいる。

ギャグマンガの性格が強く出ているとはいえ、正統的なギャグというよりも、ブラックユーモア、あるいは対象を皮肉るようなギャクが゙中心で、その他のギャグマンガとはあきらかに一風変わった趣がある。
さらに今までの久米田作品と比べて、俗にいう『萌え』の成分が強化され、たくさんの女の子が登場するし、他作家の作品を、皮肉を交えてネタにするといった手法が抑え気味になっている。
そこが今までの久米田作品との相違点であろう。

ブラックユーモア、または社会問題を戯画化するスタイルのためか、純粋なマンガ好きではない人たちにも広く読まれており、朝日新聞、週刊文春などの新聞や雑誌で特集された。
そのことからもわかるとおり、【さよなら絶望先生】はマンガという枠だけに収まりきらない側面を持つ作品といえよう。

事実、このマンガの主人公、糸色望は太宰治をモデルにしたキャラと思えるし、また、サブタイトルの中に近代文学、あるいは現代文学からの引用も見られる。
これらの点が人気を集めたのか、【さよなら絶望先生】は2007年、2008年、2009年に計3回アニメ化されている。
その他にも単行本にOADを付録として付ける等々、アニメを筆頭にしたメディアミックスを強く推し進めている傾向も見て取れる。

タグ

2012年2月14日 | コメント/トラックバック(0)|

カテゴリー:漫画

このページの先頭へ

イメージ画像